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予報は曇りのち雨。あるいは、昨日たっぷり降って今朝あがった——。都営コートの予約が入っている日、「これ、できるの?中止にすべき?」と朝から悩んだ経験、ありませんか。
- 予約日が雨・雨上がり。これ、できるの?中止すべき?
- オムニコートって雨にどれくらい強いの?
- 決行していいか、判断の目安が知りたい
この記事を読めば、水はけの目安と「決行するか/やめるか」の判断基準がはっきりわかります。
結論から言うと、都営コートの大半を占めるオムニ(砂入り人工芝)は水はけが非常に良く、雨上がりならまず問題なく打てます。小雨程度でも決行できることが多いです。20年間オムニで打ってきた実感として、中止を判断すべきケースはかなり限られます。
そもそもオムニコートは雨に強い
オムニコートは、人工芝に砂(珪砂)を撒いたサーフェスです。雨水は人工芝の隙間と砂の層を通って下に抜けていくため、水たまりができにくい構造になっています。これが、ハードコートやクレーコートとの決定的な違いです。
- ハードコート:水が表面に残る。乾くまで滑って危険で、雨上がりは待つしかない
- クレーコート:土が水を含んでぬかるむ。雨後は整備が必要で、しばらく使えない
- オムニコート:水が下に抜ける。降り終われば、ほぼすぐ使える
都営コートはほとんどがオムニなので、「雨=テニス中止」と決めつけてしまうのは、正直もったいないです。
テニスコートの種類別|雨への強さ比較

コートの素材によって、雨への強さや乾く速さは大きく変わります。オムニコートがどれだけ雨に強いか、ほかの種類と比べてみましょう。
| コートの種類 | 雨への強さ | 雨上がりのプレー |
|---|---|---|
| オムニ(砂入り人工芝) | ◎ 非常に強い | 小雨なら短時間で再開可。水たまりは水取りが必要 |
| ハード | ○ 強い | 表面の水が引けばOK。乾けば滑りにくい |
| 人工芝(砂なし) | ○ | 水はけは良いが、濡れると滑りやすい |
| クレー(土) | △ 弱い | ぬかるみやすく、雨後は使えないことが多い |
| グラス(芝) | × 非常に弱い | 濡れると滑る。雨天はほぼ不可 |
| インドア | ◎ 影響なし | 天候に左右されず常にプレー可 |
都営コートの多くはオムニ(砂入り人工芝)なので、雨上がりでも比較的プレーしやすいのが強みです。どうしても天候に左右されたくない日は、屋内のインドアコートという選択肢もあります。
雨上がりのオムニコートはどれくらいで乾く?
オムニコートは水はけが良く、乾くのも早いのが特徴です。目安は次のとおりです。
- 小雨がやんだ直後:ほぼそのままプレーできることが多い
- しっかり降ったあと:30分〜1時間ほどで表面の水が引くことが多い
- 大雨・長雨のあと:低い場所に水たまりが残り、コートブラシやスポンジでの水取りが必要
ただし水はけには限界があり、排水が追いつかないほどの雨量だと、雨が上がっても水たまりが残ります。引かない場所は無理にプレーせず、水取りをしてから再開しましょう。
【判断の目安】決行できる/やめたほうがいいケース
◎ ほぼ問題なく決行できる
- 前日までの雨が朝にはあがっている:一番心配のないパターン。水は抜けきっています
- プレー中に降ってきた霧雨・小雨:オムニは滑りにくく、続行できることが多いです
- 曇りで路面が湿っている程度:問題ありません
△ 状況次第(現地判断)
- そこそこの雨が降り続いている:コート自体は打てても、ボールが水を吸って重くなり、球が飛ばなくなります。ラケットのグリップも滑るので、快適さは落ちます
- 雨あがり直後で、部分的に水が浮いている:低い場所や排水の悪い一部だけ滑ることがあります。最初の数球で確かめてから
× やめたほうがいい
- 本降り・土砂降り:視界が悪く、ボールも見えません。水を吸ったボールは重く、腕を痛める原因にもなります
- 雷:これは水はけとは無関係に、即中止です。コートは開けた場所で、ラケットは金属を含みます。安全が最優先です
- 強風を伴う雨:ボールがコントロールできず、練習になりません
⚠️ 雷だけは例外です
「小雨だからいける」の判断が通用しないのが雷。遠くで鳴っていても、次の一発がどこに落ちるかは分かりません。ゴロゴロが聞こえたら、迷わず建物の中へ避難してください。
雨上がりのオムニコートで気をつけること
「使える」とはいえ、乾いた日とまったく同じではありません。私が実際に気をつけていることです。
- 最初の数球は慎重に:砂が湿って締まっているぶん、乾いている時よりむしろ滑りにくいことも。逆に足が止まりすぎて膝や足首に負担がかかることがあるので、感触を確かめてから動きましょう。
- ボールが汚れる・重くなる:湿ったコートでは砂と水を吸って、ボールがすぐ重くなります。新品を下ろすのは晴れの日にとっておくのが賢いです。
- グリップが滑る:湿気で手が滑ります。ウェットタイプのグリップテープや、替えのタオルがあると安心です。
- ブラシがけ:雨上がりのオムニの場合、ブラシがけをしない方が良いかもしれません。濡れているとブラシで砂まで一緒に運んで砂が減ってしまう恐れがあります。かけるかどうかはコート管理事務所の判断を仰ぎましょう。
湿った日にあると助かるもの
ウェットタイプのオーバーグリップ
湿った日はとにかく手が滑ります。ウェットタイプなら吸い付くので、雨上がりでも握りが安定します。数百円で試せるので、バッグに予備を入れておくと安心です。
→ 種類や巻き方はこちら:グリップテープの選び方・巻き方ガイド
あとは、替えのタオル、着替え(特に靴下)、濡れたウェアを入れるビニール袋があると、帰りが快適です。バッグの底に袋を1枚常備しておくのがおすすめ。
それでも中止になったら
本降りや雷で断念するときは、無理をしないのが一番です。判断がついたら早めにキャンセル手続きを。ペナルティの扱いはこちらにまとめています。
→ 都営テニスコート 雨のキャンセルはどうなる?ペナルティなしで取り消す方法
その日どうしても打ちたいなら、屋根のあるコートに切り替える手もあります。
一人でもいいから球を打ちたい日は、屋内型のオートテニス(球出し練習)という手もあります。
→ 雨でもテニスできる!東京のインドア(室内・屋内)テニスコート8選
それも取れなければ、観る側に回るのも悪くありません。トップ選手のフットワークは、観るだけでも次のプレーのイメージが変わります。
よくある質問
Q. 雨でも都営コートは開いていますか?
A. オムニコートは雨天でも基本的に利用できます。荒天時は現地の判断で中止になることもあるため、心配な場合は各公園のサービスセンターに確認してください。
Q. 雨の日にオムニ用シューズで滑りませんか?
A. 砂が湿って締まるため、乾いた日より滑りにくいくらいです。ただし砂が薄くなっている場所は滑ることがあるので、最初は慎重に動いてください。
Q. 濡れたボールはどうすればいいですか?
A. 帰宅後にタオルで拭いて、風通しの良い場所で乾かします。ただし一度水を吸って重くなったボールは弾みが戻りにくいので、練習球として割り切るのが現実的です。
まとめ
オムニコートは水はけが良く、雨上がりならほぼ問題なく、小雨でも決行できることが多い——これが20年打ってきた実感です。「雨だから中止」と早々に諦めず、状況を見て判断してみてください。せっかく抽選に当たった枠を、無駄にせずに済みます。
ただし、雷だけは例外。ここだけは迷わず中止にしてください。
