部活の頃は当たり前だった球出しも、大人になって一人で練習しようとすると意外とハードルが高いものです。人口の多い神奈川はテニス人気も高く、週末のコート争奪戦もなかなか激しめ。そんなときに予約なしで一人で打てるオートテニスは、心強い味方になってくれます。
週末にコートの予約が取れなかったとき、平日の仕事帰りに一人でボールを打ちたいとき、頼りになるのがオートテニスです。神奈川は横浜・川崎エリアに施設が点在し、屋外の公営タイプから屋内の自習室タイプまで選べるのが特徴です。
オートテニスとは、バッティングセンターのテニス版のような施設で、マシンから自動で出てくるボールを打ち返す練習場のこと。1回200円前後〜で、予約なし・一人でふらっと立ち寄れるのが最大の魅力です。
この記事では、テニス歴20年の管理人が、神奈川県内でオートテニスができる3施設と、自分専用の球出しマシン(自宅やレンタルコートで使えるタイプ)をあわせて紹介します。無料で打ちたい方は神奈川でテニスの壁打ちができる場所もチェックしてみてください。雨の日や一年を通して打ち込みたい方は神奈川県のインドアコートもおすすめです。
【はじめにご注意】オートテニス施設は年々数が減っており、料金や営業時間も変わりやすいのが実情です。本記事の情報は執筆時点のものです。お出かけ前に必ず各施設の公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。
オートテニスとは?壁打ちとの違い
オートテニスは、ネットの向こう側に設置されたマシンから一定間隔(3〜4秒ごと)でボールが飛んできて、それを打ち返す練習施設です。1ゲーム3〜4分で50〜70球ほど打てるところが多く、料金は1ゲーム300円前後が相場です。
同じ「一人練習」でも、壁打ちとは性質がかなり違います。
| オートテニス | 壁打ち | |
|---|---|---|
| ボールの質 | 実戦に近い飛球(深さ・高さが一定) | 返りが速く浅い |
| フォーム作り | ◎ 同じ球を反復できる | △ 崩れやすい |
| 料金 | 1ゲーム300円前後 | 公営コートは無料が多い |
| 天候 | 屋内型なら雨でもOK | 屋外のみ |
「同じ球を、同じフォームで、納得いくまで打ち込む」なら断然オートテニスが向いています。無料で気軽に打ちたい方は、壁打ちの記事もあわせてどうぞ。
神奈川県のオートテニス施設3選
※地図のピンはおおよその位置です。正確な場所は各施設の公式情報またはポップアップの「Googleマップで見る」からご確認ください。
① 神奈川県立保土ケ谷公園オートテニス場(横浜市保土ケ谷区)
県立公園のテニスコートに隣接した屋外オートテニス場。1回200円(30球)とリーズナブルで、ラケットのレンタルもあります。9〜16時の通年営業。両替機がないので、100円玉を用意してから行くのがおすすめです。
| 住所 | 神奈川県横浜市保土ケ谷区花見台4-2 |
|---|---|
| 最寄駅 | 相鉄線 星川駅・和田町駅から徒歩圏、またはJR保土ケ谷駅からバス |
| 料金の目安 | 1回200円(30球)/ラケット100円 |
| 営業時間 | 9:00〜16:00(通年・年末年始休) |
| 電話 | 045-333-5515(保土ケ谷公園管理事務所) |
② ノヴァオートテニス(横浜市港南区)
「テニスの自習室」をコンセプトにした屋内型オートテニス。人工芝の半面コート5面それぞれに球出し機が設置され、一人でも短時間でもしっかり打ち込めます。予約はスマホ・PCから(スタッフがほぼ1名体制のため電話・店頭予約は不可)。
| 住所 | 神奈川県横浜市港南区野庭町694 |
|---|---|
| 最寄駅 | 京急・市営地下鉄 上大岡駅などからバス(詳細は公式サイト参照) |
| 料金の目安 | 公式サイトでご確認ください |
| 営業時間 | 要確認(ネット予約制+順番待ち) |
| 電話 | 045-308-4670 |
③ 東京バッティングセンター ナンバー3 登戸店(川崎市多摩区)
バッティングやテニスコート、卓球なども揃う登戸の総合アミューズメント。オートテニスは1プレイ3分30秒で、フォア・バック・各種スピンに対応。シューズ・ラケットは無料レンタルなので、仕事帰りに手ぶらで立ち寄れます。
| 住所 | 神奈川県川崎市多摩区登戸361 |
|---|---|
| 最寄駅 | 小田急線・JR南武線 登戸駅から徒歩圏 |
| 料金の目安 | 1プレイ300円前後 ※要確認(シューズ・ラケット無料) |
| 営業時間 | 9:00〜22:00(オートテニスは8:00〜) |
| 電話 | 044-933-0840 |
オートテニスの上手な使い方(テニス歴20年の視点)
オートテニスは「ただ打って気持ちいい」だけで終わらせるのはもったいない施設です。20年打ってきた立場から、効果が出やすい使い方を3つ紹介します。
① 最初はゆっくり・山なりの設定で
多くのマシンはスピードや高さを調整できます。最初から速いボールに合わせると、間に合わせるためにフォームが崩れがち。コーチの手出し球をイメージしたゆっくりの設定から始めて、フォームが安定してからスピードを上げるのが鉄則です。
② 1プレーごとに「テーマ」を決める
「今回はフォアのクロスだけ」「次はスライスだけ」のように、1プレー=1テーマで区切ると上達が早くなります。3〜4分で50球以上打てるので、テーマを絞ればコート1時間分に匹敵する反復量になります。
③ スクールや練習会の「予習・復習」に使う
スクールのレッスンや練習会で指摘されたポイントを、次回までにオートテニスで球数をこなして修正しておく。この使い方が一番コスパが良いと感じています。テニスの相手が見つからない時期のつなぎとしても優秀です。
ただし球数を打てるぶん、打ちすぎには注意。肘に違和感が出たら早めに休み、テニス肘の原因と対策も参考にしてください。
自分専用の「球出しマシン」という選択肢
「近くにオートテニス施設がない」「レンタルコートで自分のペースで球出し練習がしたい」という方には、球出しマシンを自分で用意するという手もあります。
施設に通うより初期費用はかかりますが、1回300円×通う回数を考えると、練習頻度が高い人ほど元が取れます。価格帯別に3タイプ紹介します。
【使用前の注意】公営コートでは、球出しマシンの使用可否がコートごとに異なります(周囲への安全配慮のため不可の施設もあります)。必ず事前にサービスセンターへ確認してから持ち込みましょう。
① まずは数千円から|テニストレーナー(ゴム紐タイプ)
厳密には球出し機ではありませんが、一人でボールを打つ目的なら最も手軽な選択肢です。ゴム紐付きのボールを打つと自動で戻ってくる仕組みで、公園の広場(ボールOKに限る)や自宅の庭でも素振り以上の練習ができます。
価格は2~3,000円前後。まず「一人練習が自分に合うか」を試すのにちょうど良い価格帯です。
② 国内定番の球出し機|マイオートテニス2
国内で長く販売されている定番の電動球出し練習機です。球出しのスピード・距離(2〜7m)・高さ(0.5〜4m)・テンポを調整でき、ストロークからボレー、スマッシュまで幅広い球出しに対応します。
最大の価値は「同じ場所に正確に球出しされる」こと。人の手出しでは絶対にできない精度で反復できるので、フォームの再現性を高める練習に最適です。乾電池駆動でコートへの持ち運びもしやすいサイズです。ただ、個人で使うには高いです…。
③ 本格派のポータブルマシン|Spinshot(スピンショット)シリーズ
スクールのマシン練習に近い環境を自前で作りたいなら、海外製ポータブルマシンのSpinshotシリーズが代表格です。トップスピン・スライスの回転調整、左右の首振り(オシレーション)、上位モデルならスマホアプリでのドリル設定まで可能です。
こちらも高額ですが、レンタルコートに持ち込めば「自分専用のオートテニス場」が完成します。仲間とのコート練習でも球出し役が不要になるので、サークル単位で購入するのもアリです。
個人ならゴム紐のタイプが現実的ですね。
まとめ|「相手がいない日」もテニスは楽しめる
神奈川県内でオートテニスができる施設は限られますが、横浜・川崎を中心に、今回紹介した3施設はタイプが異なり、目的で使い分けができます。屋外で安く打つか、屋内でじっくり打つか——選択肢があるのが神奈川の良いところです。
- 横浜・屋外で安く打つなら…保土ケ谷公園オートテニス場
- 横浜・屋内でじっくり打ち込むなら…ノヴァオートテニス
- 川崎・仕事帰りに立ち寄るなら…東京バッティングセンター ナンバー3(登戸)
コートが取れない週末や、練習相手が見つからない平日の夜も、数百円あればボールは打てます。無料で打ちたい日は壁打ち、球出しの球を打ちたい日はオートテニス、と使い分けて、コートが取れない期間も上達を止めずにいきましょう。
