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風の強い日のテニスで気をつけること|風向き別の対策とコツ

大宮健保テニスコート15区画 体のケア・季節&天候対策

「せっかくコートを予約したのに、今日は風が強い……」。テニスをやっていれば、誰もが一度はぶつかる悩みです。トスは流れる、ロブはアウトする、いつものショットが入らない。気持ちが萎えてしまうのも当然です。

ただ、風は「相手にも同じだけ吹いている」もの。風への対応を知っているかどうかで、むしろ格上相手に勝つチャンスにもなります。この記事では、風の強い日のテニスで気をつけるポイントを、風向き別・場面別に具体的にまとめました。

どのくらいの風からテニスに影響するのか

体感として、風速5m/秒を超えてくるとプレーへの影響がはっきり出てきます。4m以下であればそれほど神経質になる必要はありません。

当日の風速は、ヤフー天気などの「市区町村の天気」で簡単に確認できます。コートに向かう前にチェックしておくと、「今日は風対応モードでいこう」と心の準備ができ、それだけでミスが減ります。

風が強い日は、誰のボールも打点がブレやすくなります。自分のリズムを完璧に整えようとするより、相手のリズムを崩すことに意識を向けた方が、試合は有利に運びます。

まずは風向きを確認する|すべての基本

コートに入ったら、最初にやることは風向きの確認です。ネットがどちらにそよいでいるか、旗や木の揺れ方を見れば一目で分かります。チェンジコートのたびに確認するクセをつけましょう。

向かい風(自分のコートに吹いてくる風)のとき

自分の打ったボールは失速して飛びにくくなります。つまり、思い切り振ってもアウトしにくいということ。普段ならオーバーしそうな強打も、風が押し戻してくれてちょうど収まります。

  • いつもより強く、深く打ち込んでOK
  • ドロップショットやアングルショットも効果的(風で失速して相手が追いつきにくい)
  • 相手のボールは風に乗って伸びてくるので、テイクバックを早めにして打点を食い込まれないように

追い風(相手コートに向かって吹く風)のとき

自分のボールが風に乗って伸び、いつも通り打つとアウトしやすくなります。ここで力を抜こうとするとネットにかけてしまいがちなので、調整は弾道で行うのがコツです。

  • ネットを越える高さを、いつもよりボール1〜2個ぶん低く通すイメージ
  • スピン量を増やして弾道を抑える
  • 低くて速いボールで攻め続けると、風に流されにくく安定する

横風のとき

一番やっかいなのが横風です。ボールの軌道が左右に曲がり、お互いに気持ちよく打ち合えなくなります。

  • とにかく足を動かして、打点にしっかり入ることを最優先に
  • 横に切れていくスライスは、風と合わせると相手にとって非常に取りづらい武器になる
  • 滞空時間の長いふわっとしたボールは流されやすいので注意

サーブが入らない人へ|トスとスライスの工夫

風の日に最も崩れやすいのがサーブです。原因のほとんどはトスが流されること。対策は2つあります。

ひとつは、トスを低めに、体の近くに上げること。高く上げるほど風の影響を受ける時間が長くなります。トスは何度でも上げ直せます。流れたと感じたら、迷わずキャッチしてやり直しましょう。1ポイント失うより、数秒の仕切り直しの方がずっと得です。

もうひとつは、スライスサーブを持っておくこと。トスを高く上げなくても打てるので、風の日でもセカンドサーブでも安定します。「これさえあれば入る」というサーブが一本あるだけで、ダブルフォルトの不安は大きく減ります。

風向きに応じてサーブを使い分けるのも有効です。向かい風なら厚く当ててスピードを上げる、追い風なら回転を増やしてオーバーを防ぐ、といった調整を意識してみてください。

風に流されない構えとフットワーク

風の日は、重心を少し低く保つことが基本です。膝を軽く曲げた状態をキープすると、突風で体が流されてもバランスを崩しにくくなります(曲げすぎは動きが鈍るので注意)。

また、軌道が読みづらいぶん、いつもより小刻みに足を動かして最後の微調整をすることが大切です。「ナイスショットの基準を少し下げる」くらいの気持ちでいると、ミスに引きずられず最後まで集中できます。

意外と見落としがちな装備対策

風の強い日は、ボール以外にも気をつけたいことがあります。

  • オムニ・クレーコートでは砂が舞うため、目に入るのを防ぐサングラスがあると安心
  • 砂や花粉で髪が乱れるので、帽子があると快適(ただし飛ばされないよう深めに)
  • 春先は花粉シーズンと重なりやすいので、マスクの併用も検討を

小さなことですが、目に砂が入ると一気に集中力が切れます。装備で防げるストレスは先に潰しておきましょう。

風の影響を受けやすいコートを知っておく

実は、コートの立地によって風の強さは大きく変わります。同じ市内でも、風がほとんど気にならないコートと、もろに吹きさらしになるコートがあります。

特に風を受けやすいのは、河川敷沿い・屋上・高台にあるコートです。周囲に風をさえぎる建物や木がないため、強い日は想像以上に荒れます。逆に、住宅街や林に囲まれたコートは比較的穏やかです。

メンタル|「相手も同じ条件」で切り替える

最後に、いちばん大事なのが気持ちの持ち方です。風が強い日は、どうしてもネガティブになります。「家に帰りたい」と思うのは、上級者でも同じです。

それでも忘れてはいけないのが、風は相手にも等しく吹いているという事実。風を言い訳にして集中を切らした方が負けます。「風を読んで利用できる人は意外と少ない。知っているだけで自分が有利」——そう考えれば、強風の日も少し楽しめるようになります。

風が吹いたら「やったー、テニス日和だ」とまでは言わなくても、「よし、風対応モードでいこう」と切り替えられれば十分です。

まとめ

風の強い日のテニスで気をつけることを、もう一度整理します。

  • 風速5mを超えたら「風対応モード」に切り替える
  • まず風向きを確認|向かい風は強打OK、追い風は弾道を低く、横風は足を動かす
  • サーブはトスを低く、スライスを一本持っておく
  • 重心を低く、小刻みなフットワークで微調整
  • 砂・花粉対策にサングラスや帽子を
  • 強風予報の日は、風の弱いコートを選ぶのも戦略
  • 「相手も同じ条件」と切り替えて、風を味方に

風は避けられませんが、対応は身につけられます。次の強風の日は、ぜひこの記事を思い出して試してみてください。

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