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夏の屋外テニスで、準備よりも先に考えるべきことがあります。それは「いつプレーするか」です。
どれだけ水分を準備していても、冷却グッズを持参しても、時間帯を誤ると熱中症リスクは一気に跳ね上がります。管理人自身も、昼間のコートで「これはまずい」と感じた経験が何度もあります。
このページでは、夏の都営テニスコートで実際にプレーしてきた経験をもとに、避けるべき時間帯・おすすめの時間帯を具体的な数字とともにまとめます。
この記事でわかること
- 夏テニスで絶対に避けるべき時間帯とその理由
- 快適にプレーできる朝・夕方・夜間の時間帯
- 都営テニスコートの予約コマと危険度の対応表
- 暑さ指数(WBGT)のリアルタイム確認方法
- どうしても昼間しかコートが取れない場合の対処法
夏テニスで絶対に避けるべき時間帯:11時〜15時
結論からいうと、7月・8月の11時〜15時は、できる限りプレーを避けるべき時間帯です。
なぜ11時〜15時が最も危険なのか
理由は3つあります。
① 気温がピークに達する
一般的に東京の夏の気温は14時前後に最高値に達します。気温35℃を超える猛暑日では、コート表面(ハードコート)が60℃近くになることも確認されています。地面から顔までの高さでも、体感温度は気温よりはるかに高くなります。
② 紫外線が最も強い
紫外線(UV)の強さは、12時〜13時台に1日のピークを迎えます。この時間帯は「UV指数」が最大になり、日焼けだけでなく体温上昇にも直結します。
③ 地面の蓄熱が最大になる
コートのアスファルトや人工芝は午前中から蓄熱し続け、午後にかけて照り返しが最大になります。上からの日射と、足元からの照り返しが合わさる14時台は、特に過酷な環境です。
「曇りなら大丈夫」は危険な思い込み
曇り空でも気温・湿度が高ければ、熱中症になります。むしろ晴れの日より体が油断しやすいため、注意が必要です。暑さ指数(WBGT)を確認してから判断するようにしましょう。
「朝なら安全」とも言い切れない:早朝のコートは朝から40℃超え
「早朝なら安全」というイメージがありますが、夏の盛りには注意が必要です。
あるテニスクラブでコート脇に温度計を置いたところ、朝9時台に41℃を記録したという実例が報告されています(温度計本体が壊れるほどの高温だったとのこと)。
天気予報で「気温30℃」でも、コートの実測温度はそれをはるかに上回ります。朝9時を過ぎるとすでに危険域に入り始めると考えて、準備を怠らないようにしましょう。
最もおすすめの時間帯①:早朝(6時〜9時)
夏の屋外テニスで最も安全にプレーできるのは、早朝6時〜9時の時間帯です。
早朝プレーのメリット
- 1日のうちで気温が最も低い。日の出直後〜9時台は、前日の熱が放射されてもっとも涼しい時間帯です。
- 紫外線が弱い。UV指数は朝は低く、9時台から徐々に上がります。
- コート面の蓄熱が少ない。前夜からの放熱でコート温度が比較的低い状態です。
- コートが空いていることが多い。涼しく、かつ快適にプレーしやすいです。
早朝プレーの注意点
- 朝食・水分補給を必ず行う。空腹・脱水状態でプレーすると体調を崩しやすいです。
- 路面が濡れていることがある。夜露や前日の雨でコートが滑りやすい場合があります。
- 8時を過ぎたら水分補給をより意識する。早朝でも油断は禁物です。
🔽早朝でも9時を過ぎると紫外線が上がり始めます。帽子は必ず持参しましょう。通気性が高くフィットするテニス用キャップが快適です。
最もおすすめの時間帯②:夕方〜夜間(17時以降)
夕方から夜にかけては、1日のうちで2番目に安全な時間帯です。
夕方(17時〜19時)のメリット
- 気温が下がり始め、日射の角度も低くなります。
- 日差しの直撃が和らぎ、コート面の照り返しも弱まってきます。
- ただし、コートの蓄熱は残っているため、17時台はまだ油断できません。体感的に楽になるのは18時以降が目安です。
ナイター(19時〜21時)の活用
都営テニスコートには14か所にナイター設備があります。夏の夜間プレーは、気温・UV指数ともに低く、1日のうちで最も快適にプレーできます。
照明料金は別途かかりますが、熱中症リスクを考えると十分に検討の価値があります。
👇ナイター設備のある都営テニスコートの一覧はこちらをご覧ください。
🎾 ナイターのある都営テニスコート|照明料金・面数・営業時間まとめ
都営テニスコートの予約コマと危険度の対応表
都営テニスコートは2時間単位でコマが設定されています。夏の時期に各コマがどのくらい危険かをまとめました。
| 予約コマ | 危険度 | コメント |
|---|---|---|
| 9時〜11時 | △〜○ | 9時台はまだ許容範囲。10時以降は暑さが増す |
| 11時〜13時 | × | 気温・UV指数が急上昇する危険なコマ |
| 13時〜15時 | × | 最も過酷。熱中症リスクが最大 |
| 15時〜17時 | △ | 気温はやや下がるが、蓄熱が残る |
| 17時〜19時 | ○ | 日射が弱まり、快適になり始める |
| 19時〜21時 | ◎ | ナイターなら最も安全で快適 |
夏場に狙いたいコマ:9〜11時、17〜19時、19〜21時
避けたいコマ:11〜13時、13〜15時
時間帯と暑さ指数(WBGT)の関係
暑さ指数(WBGT)は、気温・湿度・日射/輻射熱の3要素を組み合わせた熱中症リスクの指標です。日本スポーツ協会や環境省が定める基準では、以下の通りに対応が変わります。
| WBGTの目安 | 危険度 | 対応 |
|---|---|---|
| 21℃未満 | ほぼ安全 | 通常のプレーOK |
| 21〜25℃ | 注意 | こまめな水分補給を意識的に |
| 25〜28℃ | 警戒 | 積極的に休憩を取る |
| 28〜31℃ | 厳重警戒 | 激しい運動は避ける |
| 31℃以上 | 危険 | 運動は原則中止 |
東京の7月〜8月の昼間(11時〜15時)は、WBGTが28℃を超えることが珍しくありません。「厳重警戒」から「危険」の域に入ります。
暑さ指数をリアルタイムで確認する方法
プレー前に以下のサービスで当日のWBGTを確認する習慣をつけましょう。
- 環境省 熱中症予防情報サイト:地点・時間帯別のWBGT予測を確認できます
- 東京都熱中症対策ポータル:東京都内のリアルタイムWBGT情報
「熱中症警戒アラート」が発令された日は、屋外でのテニスは中止を含めて判断してください。
ハードコートは時間帯を問わず照り返しが強烈
コートの種類によって、暑さの感じ方は大きく変わります。
オムニコート(人工芝)とハードコート(コンクリート・アスファルト)を比べると、ハードコートは体感温度が5〜10℃以上高くなることがあります。地面が熱を吸収・反射する性質が強いためです。
都営テニスコートでハードコートを採用しているのは大井ふ頭海浜公園(Aコート)と有明テニスの森公園です。夏の日中は特に注意が必要で、できれば早朝・夜間のナイターコマを選ぶことをおすすめします。
🔽照り返しが強いハードコートでは、首もとの大きな血管を冷やすネッククーラーが体温を効率よく下げてくれます。ゲームの順番待ちや休憩時間に。
🔽コートチェンジのたびに体表面を即座に冷やせる冷却スプレーも、一本あるととても役立ちます。
どうしても昼間のコマしか取れないときの対処法
都営コートは抽選制のため、希望の時間帯に入れるとは限りません。11時〜15時台のコマしか当たらなかった場合は、以下の対策を取ってください。
① まずWBGTを確認して判断する
WBGTが31℃以上の「危険」域の場合は、体を守ることを最優先に中止も選択肢に入れてください。
② プレー時間を短く切り上げる
2時間のコマでも、1時間を目安に切り上げる判断も大切です。コートを取ったからといって無理に使いきる必要はありません。
③ インドアコートへの切り替えを検討する
東京には屋内テニスコートも複数あります。猛暑の日は思い切ってインドアへ。
👇東京のインドアコートについてはこちらをご覧ください。
🎾 雨でもテニスできる!東京のインドアコート8選【室内・2026年】
④ 冷却グッズを総動員する
昼間にプレーするなら、冷却グッズは必携です。
🔽水に濡らして振るだけで冷感が続く冷感タオルは、コートチェンジのたびに活躍します。
🔽汗で失われる塩分補給に塩タブレットは手軽でおすすめです。ポケットに入れておけばすぐに使えます。
よくある質問(FAQ)
Q:朝8時台でも熱中症になりますか?
なります。7月〜8月の東京では、朝8時台にWBGTが25℃(「警戒」レベル)を超える日もあります。「早朝だから安全」と過信せず、水分補給と体調管理は徹底してください。
Q:曇りの日の昼間はプレーしても大丈夫ですか?
一概に大丈夫とは言えません。曇りでも気温・湿度が高ければWBGTは上昇します。晴れの日より体の油断が生まれやすいので、むしろ曇りの日こそWBGTを確認してからプレーするようにしましょう。
Q:夏でも木陰のあるコートなら涼しいですか?
木陰があるコートは体感温度が下がります。都営コートの中にはコート脇に木が多く、日陰で休めるコートもあります。夏場はコートの環境(木陰の有無、ハードかオムニか)も考慮してコート選びをすると快適さが変わります。
Q:ハードコートとオムニコート、夏はどちらが過酷ですか?
ハードコートのほうが過酷です。アスファルト系のハードコートは蓄熱・照り返しが強く、オムニコート(人工芝)と比べて体感温度が5〜10℃以上高くなることがあります。夏場は特に、大井ふ頭・有明のハードコートは注意が必要です。
Q:子どもが夏テニスをする場合、何時まで大丈夫ですか?
子どもは体温調節機能が大人より未発達なため、大人以上に早い時間帯でのプレーが推奨されます。目安は午前中10時まで、または夕方18時以降のナイターコート。それ以外の時間帯は、保護者が積極的に水分補給と休憩を管理してください。
まとめ:時間帯を選ぶだけで、夏テニスのリスクは大きく下がる
夏の都営テニスコートで安全にプレーするためのポイントをまとめます。
- 避けるべき時間帯:11時〜15時(気温・UV・蓄熱のすべてがピーク)
- おすすめ①:早朝6〜9時(気温・UV低い、コート面も冷えている)
- おすすめ②:夕方17時以降〜夜間ナイター(涼しく快適)
- 都営コートの狙いコマ:9〜11時、17〜19時、19〜21時
- ハードコートは特に注意:大井ふ頭・有明は照り返しが強烈
- 昼間しか取れない場合:WBGTを確認し、短時間に切り上げる判断も大切
「コートが取れたから行く」ではなく、「時間帯を見てから決める」という習慣が、夏テニスを安全に続けるための第一歩です。
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