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「ガットって、切れるまで張り替えなくていい」──私はそう思っていました。しかし、これは間違いです。ガットは切れていなくても性能が落ちていて、張り替えるだけで打感がはっきり蘇ります。
このページでは、張り替え時期の目安、素材ごとの寿命、値段の相場、どこで張ればいいかを、月1〜2回都営コートでプレーする社会人プレーヤーの目線でまとめます。
結論:張り替え頻度の目安
- 基本ルール:「週にプレーする回数 = 1年間に張り替える回数」(週1プレーなら年1回、週3プレーなら年3回)
- プレー頻度が少なくても、最低でも半年〜1年に1回は張り替える
- 切れたら当然すぐ張り替え
「週の回数=年間回数」はショップでも広く使われている目安です。月1〜2回の都営コート派なら「年1回、シーズン前に張り替える」と決めてしまうのが管理としてはいちばん楽です。
切れてなくても替えるべき理由
ガットは張った瞬間からテンション(張りの強さ)が緩み始めます。打っていなくても時間とともに緩み、打てばさらに緩みます。テンションが落ちたガットで起きるのは次のようなことです。
- ボールが飛びすぎてアウトが増える(緩んだトランポリン状態)
- 打感がぼやけて、当たりの良し悪しが分からなくなる
- スピンのかかりが悪くなる
こんなサインが出ていたら張り替え時です。
- ストリングのズレが指で直しても頻繁に起きる・戻らない
- 交差部分に溝(ノッチ)が深く刻まれている
- 打球時の音が「パコン」と鈍い
- 前回の張り替えから半年以上たっている・いつ張ったか思い出せない
私の実感では、1年放置したラケットを張り替えたときの「あ、こんなに弾いたっけ」という感覚はかなりはっきり分かります。ラケットを買い替えるより圧倒的に安く打感が新品に近づくので、費用対効果の高いメンテナンスです。
あと、個人的な捉え方になりますが、定期的に張り替えていないと打つ時に不安になります。それなら、ちゃんと張り替えて安心して打つ方が迷いのない良いショットになるんじゃないかと思っています。
素材別の寿命の違い
| 素材 | 特徴 | 寿命の目安 |
|---|---|---|
| ナイロン | 柔らかい打感で腕にやさしい。価格も手頃で初中級の定番 | 約3か月(緩みがゆっくり) |
| ポリエステル | スピン重視・切れにくい。ただし性能低下は早い | 1〜3か月(切れる前に性能が落ちる) |
| ナチュラル | 最高の打感だが高価で湿気に弱い | プレー頻度次第・雨天や湿気に注意 |
注意したいのはポリエステルです。「切れにくい=長持ち」と思われがちですが、実際はテンション維持力が低く、切れていなくても1〜3か月で性能がガクッと落ちます。ハードヒッターほど張り替えサイクルは短くなります。週末プレーヤーで肘や手首に不安がある人は、扱いやすいナイロンが無難です。
張り替えの値段相場
- ガット代:1,000〜3,000円前後(定番ナイロンなら1,000円台から)
- 張り工賃:1,000〜1,500円前後(店舗による)
- 合計の目安:2,000〜4,500円程度
店舗でガットを購入して張ってもらうと工賃が割引・無料になる店もあれば、ネットで買ったガットの持ち込みは工賃が割高になる店もあります。よく使う店の持ち込み料金は一度確認しておきましょう。ガット自体はネット通販の方が安いことが多いので、「通販でまとめ買い→持ち込み工賃の安い店で張る」が節約派の定番パターンです。
定番ガットのおすすめ
迷ったらまずはこのあたりの定番から。どれも長年売れ続けているモデルで、都営コートのオムニでも癖なく使えます。
ナイロンの定番:ゴーセン ミクロスーパー16
何十年も定番であり続けるナイロンの基準器のような1本。柔らかすぎず硬すぎず、価格も手頃なので「とりあえずこれ」で失敗しません。
粘り系ナイロン:バボラ アディクション
ホールド感が欲しい人向け。コントロール重視のプレーヤーに合います。
ポリの定番:ヨネックス ポリツアープロ
ポリ入門の定番。スピンをかけたい・ガットをよく切る人はここから。柔らかめのポリなので腕への負担も比較的少なめです。
よくある質問
Q. 月1回しかプレーしないなら張り替え不要では?
プレーしなくてもテンションは自然に緩みます。最低でも年1回は張り替えるのがおすすめです。年1回・3,000円前後なら、コート代数回分で1年間の打感が保てる計算です。
Q. テンション(ポンド数)はいくつにすればいい?
迷ったらラケット指定範囲の真ん中でOKです。飛びを抑えたいなら高め、楽に飛ばしたい・肘が心配なら低めに。張り替えのたびに1〜2ポンドずつ調整して自分の基準を作っていくのが上達への近道です。
Q. どこで張り替えるのがいい?
テニス専門店、スポーツ量販店のテニスコーナーなどで受け付けています。仕上がりの丁寧さは専門店に分がありますが、通いやすさで選んで問題ありません。預けて後日受け取りが基本なので、プレー予定日の直前ではなく余裕を持って出しましょう。
まとめ
- 張り替え頻度は「週のプレー回数=年間の張り替え回数」、最低でも年1回
- ガットは切れてなくても劣化する。ズレ・ノッチ・鈍い打球音がサイン
- 費用はガット代+工賃で2,000〜4,500円程度
- 迷ったらナイロンの定番から。ポリは切れる前に性能が落ちる点に注意
張りたてのガットで打つ1球目は、それだけでコートに行く楽しみになります。次の張り替えのついでに、グリップテープも巻き替えるとラケット全体がリフレッシュできますよ。
🎾 グリップテープの選び方はこちら → おすすめグリップテープ記事(※URL要差し替え)
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